白神山地のふもとで、3社がつくった一杯。
一風堂、ENEOSリニューアブル・エナジー、能代電設工業。ラーメンと、エネルギーと、電気工事。ふだんはまるで別々の仕事をしている3社です。でも「この土地には、まだ知られていないいいものがたくさんある」という思いは、ずっと同じでした。だったら、いっしょに一杯つくってみよう。白神山地の鶏と、水と、ねぎと、椎茸。この土地で育ったものを、3社で時間をかけて、一杯に仕上げました。
同じ白神地鶏から、塩と醤油の二杯をつくりました。その日の気分で選んでください。
白神地鶏をたっぷり使った塩らぁめんです。秋田の塩と、秋田の魚醤と、白神のねぎ。いろんなものを重ねて、ひとつの味にまとめています。
地鶏の香りは、スープよりも油のほうに多く残ります。そこで、炊いたときの香りを残したまま鶏油をとり、酸化させないように扱っています。
塩ダレは「男鹿の塩」に、秋田の魚醤「しょっつる」を合わせました。塩だけでは出ない、丸みのあるコクが出ます。
白神ねぎを、焦がす、焼く、薬味にする、ペッパーと合わせる、ワンタンの塩ねぎにする。スープに溶かしこむぶんも入れて、6通りに使い分けています。そこに、白神の湧き水で育った黒椎茸の旨みが加わります。
いちばん上には、香りを閉じこめた鶏油がのっています。最初は混ぜずに、端から麺をすくってみてください。地鶏の香りが、いちばんはっきりわかります。
まんなかのねぎ塩が、少しずつスープに溶けていきます。食べすすめるうちに、コクが増していくのがわかると思います。最初のひと口と最後のひと口で、味が変わります。
入れるものを、できるだけ減らしました。そのぶん、鶏と醤油の味をそのまま感じられます。
野菜も、ほかの素材も入れていません。白神地鶏と水だけで炊いたスープです。素材を減らすと、鶏の味がはっきりわかります。
秋田県内のたくさんの醤油を試して、角館の安藤醸造さんのものに決めました。すっきりしていて、キレがいい。地鶏のスープと合わせると、醤油の香りがよくわかります。
ラーメンの麺にはめずらしく、中力粉を使っています。秋田の稲庭うどんのような、しなやかな細いストレート麺です。するっと、喉を通ります。
鶏と水と、醤油だけのスープです。はじめは混ぜずに、そのまま飲んでみてください。澄んだ香りと、醤油のキレがよくわかります。
醤油のほうは、ねぎ塩をワンタンの中に包んであります。半分くらい食べたところで、ワンタンを箸で割ってみてください。ねぎの甘みと旨みがスープに広がって、すっきりしていた醤油に、ぐっとコクが出てきます。
ワンタンの具と、麺の生地です。
中身もつくり方も、まったく別のものを2つ用意しました。
白神山地の湧き水で椎茸を育てている「レンチナス奥羽伊勢」さんの黒椎茸を、大きめに刻んで肉餡に混ぜました。噛むと、椎茸の旨みと厚みがしっかり感じられます。
ヒントは、焼肉屋さんの牛タンにのっているねぎ塩でした。甘みのある白神ねぎと、肉汁の多いひき肉を包んでいます。スープに溶けると、味が少しずつ変わっていきます。
麺には、白神山地で見つかった植物由来の乳酸菌「白神の森乳酸菌®」を1%練りこんでいます。味や香りは変わりません。白神のものを、麺にも入れたかったのです。
白神山地に自生する「キハダ」という木の葉から見つかった乳酸菌です。弘前大学との共同研究が続けられていて、特許も取得しています。
ラーメンを食べるとき、ちょっとだけ後ろめたい気持ちになることがありますよね。おいしく食べて、からだのことも少し考えている。そういう一杯にしたいと思いました。
ゴルフをされない方も、平日は極神鶏らぁめんを召し上がれます。
コースが冬期休場に入ると、土曜・日曜も極神鶏らぁめんを召し上がれます。